平成25年産有田地方かんきつ類の着花状況調査結果

調査者:有田振興局地域振興部農業振興課、果樹試験場、果樹園芸課、経営支援課、
     近畿農政局和歌山地域センター、和歌山中部農業、共済組合、JA和歌山県農、JAありだ

                                調査日:平成25年5月9日

(1)温州みかん

 @新梢の発生は表年としては良好であるが、園地や樹によるバラツキが大きかった。
  全体の着葉数は平年並みであるが、一部老木園や樹勢低下園等でやや少ない園があった。
  樹勢は中庸で、一部では枯れ枝のある園も見られた。
 
 A発芽期は平年に比べ7日程度早く、展葉期は平年に比べ3日程度遅れていた。(果試)
 
 B満開期は極早生で5月12日、早生で5月13日、普通で5月14日頃と思われる。
 
 C着花指数は平年を10とした場合、極早生で11.1、早生で9.9、普通で9.9であった。

 D本年は表年であるが、新梢の発生が良好である。

  
(2)清見

 @新梢の発生は良好であり、全体の着葉数はやや多く、樹勢は中庸であった。
 
 A発芽期は平年に比べ3日程度早く、展葉期は平年に比べ6日程度遅れていた。
  満開期は5月16日頃と思われる。
 
 B着花指数は10.6であった。


(3)不知火

 @新梢の発生は良好であり、全体の着葉数は平年並み、樹勢は中庸であった。

 A満開期は5月15日頃と思われる。
 
 B着花指数は10.4であった。


(4)はっさく

 @新梢の発生は良好であり、全体の着葉数は平年並み、樹勢は中庸であった。
 
 A満開期は5月15日頃と思われる。
 
 B着花指数は11.0であった。


(5)はるみ

 @新梢の発生は良好であり、全体の着葉数は平年並み、樹勢は中庸であった。
 
 A満開期は5月15日頃と思われる。
 
 B着花指数は8.2であった。